(527)野施行三十一(みそひと)文字
水恋鳥魚夫
(番外編37)
上野、谷中の花の梢またいつかはと心細し
(奥の細道)谷中は鶯谷、日暮里周辺
果たして、→心細し が妥当なのか
会社の旅行で巨大なホテルの一室に泊まることになっていた。
しかし大奥の襖を次々と明けても決められた部屋は何一つ見つからなかった。
(以下本篇)
ずっと帰り道に何のことやらと思いながらら考え倦ねながら歩き始めた。
そうだひらめいたあの事だ。
あの福島の安達太良山の出来事と似ている。
思わず七郎さんは両手を叩いて想い出した、
想い出したと手を合わせ大声で言った。