ミナト 螢

明るい月の下で
君と過ごす夜が始まる

未来とか希望とか
ぼんやりとしか見えなくても
頭の中から飛び出して
走って行きたい場所が
前だけにあると思っていた

君には僕の知らない
過去があって
当たり前のことなのに
うまく流せなくて

ふたりでいるのに
寂しくなるなんて
どんな風に
笑えば良いのかな

変えることが出来ない
過去に囚われて

一度落ちた穴から
這い上がるために
君の手を掴みたい

好きだと言ってくれなくても
優しくされたら
信じてしまう心は
ただ温もりが欲しい

未来の方がずっと
君の側に居られるし

僕は明日を生きるために
恋をする


自由詩Copyright ミナト 螢 2024-09-25 18:39:23
notebook Home 戻る