冷夜の記憶
ひだかたけし

虚脱しつつ
自らの狂気と恐怖
抱えながら
悪夢手前
夜陰へ突入する、

 散りばめられた言の葉の
  縮れた枯れ葉のイビツ 、
 赤信号の横断歩道横切るスズメの形為し

あのひゃっと手伸ばした一瞬記憶の蘇り

冷の感触 君と共に未だ在り 。


自由詩 冷夜の記憶 Copyright ひだかたけし 2024-09-24 20:47:26
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