ポエム
朧月夜

風が吹いたからって、何だっていうのさ。
わたしは人殺しのような目をして、アスファルトに小瓶を蹴って、
救われることなんてあり得ない、ボードヴィルに身をまかせていたよ。
涙……など、流れない。
ただ、広告の半ぺらがつむじ風にめくられていたの。


自由詩 ポエム Copyright 朧月夜 2024-08-22 22:34:37
notebook Home