自由律俳句
鏡文志



それがしの
なにがしらから
生まれるもの
それが、詩



内と外の、接点を図る
それが、思想。
それが、人生。
それが、哲学。
それが想像、思いやり。
それがつまり、愛。




真理を、端的に現して
思考の汚れ、迷いを
断ち切りたい
生は続いていくので
現象を追いながら
思考の歩を進める。




川のように、砂利や泥水を掬いながら
緩やかに流れ、溢れるメロディ
自然現象の中に
神の存在を感じ取れるとすれば
その厳格な秩序性に、他ならぬ
目に見えない確かな規則性
法則性に貫かれた
心の中に流れる音楽が、私にはある。




大丈夫
つまらないくらい
許される




凡庸偏りある故
分かり易し
中庸偏り無き故
分かり難し
天の瞳で、世を見つめ




浅い方が、いいこともある。
狭い方が、いいこともある。
平坦な道、平坦な人間関係
それを維持できる人は
素敵だ。




浄化されずに
ジョーカー


自由詩 自由律俳句 Copyright 鏡文志 2024-08-13 18:18:38
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