愛とか恋とか旅とか嘘のうた
秋葉竹




街の海
花は泳いでいる人の
ねぇ、パラソルみたいじゃないか


降る雨にまつげを濡らす旅人は
探さないのさ
ふるさとへの道



待たないで、幸せでね、って
嘘ついた
そんなじぶんがいまでも嫌いだ



ユニコーン、夢にあらわれ憐んで
乙女じゃないから
帰るのかよぉ


かずかずの
さみしさの絵を透明に
したのは君へのプライドのため


流れゆくそよ風みたいに笑うひと
揺れてる言葉を
好きだと想う


みつづける
その悲しみを僕の目に
すこしでいいから分けておくれよ



今夜もね
「キライ」って云うのはやさしさを
悲しいくらい感じているから










短歌 愛とか恋とか旅とか嘘のうた Copyright 秋葉竹 2024-07-25 08:06:12
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