神さまに救いを求める愚かさ
秋葉竹



 

涙だけ
流した意味を胸に置き
しあわせになる夢はよるみる


寂しいと
悲しい目をして僕をみる
大天使でも堕ちる清い目


線を引く
どなたにどんな正しさが
あるというのか知らずに引く線



もう夏が
くるというのか悲しみを
あざ笑うよににじむ汗の香


手枕を
できるちいさな夢叶え
かるい寝言も愛しく忘れる


わるいから
かすむ正義をかえりみて
ねぇ神さまよ、しあわせください


神さまに
救いを求める愚かさは
夢を祈らず散れ花よ散れ


悲しみが
星の数だけあると聴き
そんなの嘘だと云い切れる過去









短歌 神さまに救いを求める愚かさ Copyright 秋葉竹 2024-04-18 21:57:52
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