光(新訂)
ひだかたけし

創り壊されゆく
光の断片を繋ぎ合わせ
響の原野に祈った

 暗がりから白手が伸び
 祈りのカタチすら崩していく 

後腐れのないお別れ 転がる骸
何度も、何度でも繰り返し

哀しみの億万と木霊し
カタチ在るもの、
次々と破壊され
永遠を募る囁き、
魂の刻印を残し

 今の今にも消えゆく

かつてのわたしたち、
生まれたての子供の見つめていた

遠い遥かなヒカリのように





自由詩 光(新訂) Copyright ひだかたけし 2023-11-12 17:17:29
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