詩想27〇心
ひだかたけし

あざやかに
ひろがりひびく
次々湧く想い出の
白い花々を鉄空の荒れ地に
投げ入れ放ち突き破り喰い入る
記憶の原初を細やかに辿り遡行する

感じ取ること と、感じ取られたもの 峻別し

 太古という普遍のヒビキ 耳澄まして

あざやかに
ひろがりひらく
この裸形純白の花々
鉄空の荒地に投げ入れ

ひろがりひびくのびやかさ

     心、

明るませ行きて生きる タマシイへと深まり














自由詩 詩想27〇心 Copyright ひだかたけし 2023-10-25 15:06:53
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