包茎一代
花形新次

昭和、平成、令和と
時代は過ぎて
流行り廃りはあろうとも
男一匹
包茎だけは
何が何でも守らにゃならね
剥いて剥かれて
諦めて
泣いて明かした夜もある
だけど
余り物には福があるの
例えもあるさ
伸びた皮には罪はない
俺の魂滅んでも
この皮だけは永遠だ

ああ、包茎一代
此処にあり


自由詩 包茎一代 Copyright 花形新次 2023-07-20 19:47:30
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