コア
ひだかたけし

もの在る霊性
感じ取る夜、

荒涼として熱い歌声

響き渡る、
凍結された脳髄に

もの在る陰から
また もの 現れ
夜陰の雲の割れ目から
透明な呪い 振り落ちる、

この白い小部屋にて澄む私に

あまりに露わな貴女、在る貴女
ああ なんて狂暴な美しさに充ち
この凍結した脳髄に在るもの在るもの
すべての霊性 吸い込み吐き出し
私という肉と魂に向かって
純粋な意識の進化 促し

(その微細なモーション奏で)

奥深く、おくふかく 抉り、えぐり


静かに 静かさに


空、割れ裂ける瞬間 捉え












自由詩 コア Copyright ひだかたけし 2023-05-17 22:41:28
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