国道246号線
花形新次

雨の246
緩やかなカーブを
白いコルベットに乗ったおまえは
160kmで曲がり切れずに
ガードレールに突っ込んで
死んだ
Mよ、おまえの死んだ場所には
三年過ぎたのに
まだ沢山の花が添えてあるよ

Mよ、ミゲール・マルチネスよ
おまえが死のうが死ぬまいが
俺の知ったこっちゃない
ただ、この場所を通る度
一体おまえは何人だったのかと
それだけが頭に浮かんで離れないんだ

ミゲール・マルチネス・・・・
多分ドミニカ?それともメキシコ?
何れにしても中南米だ
女が大きなケツをフリフリさせて
踊っている
あの辺の国だな

Mよ、そんな女を抱くこともなく
死んでいったMよ
天国のおまえのたまきんはまだ
うずくことがあるのか

と、ここまで書いてきて
鮎川信夫の詩を冒涜するまでにも
至っていないこの面白くもなんともない
自称詩を消すかどうしようか迷っている

ここでこんなことを考えることなく
投稿するのが真の自称詩人だが
生憎自称詩人になりきれるほど
精神を病んでいないので──────

クソっ!スマホで書くと誤字どらけになる
ほらっ見ろ
スマホなんか
池田エライザのケツの割れ目に挟んで
一昼夜寝かせた後
匂いを嗅いでやりたいと思うのは
俺どけか?クソっ、またむちぎえた







自由詩 国道246号線 Copyright 花形新次 2023-03-17 20:45:07
notebook Home 戻る