誕生日を迎えたあなたへ
武下愛

一人じゃないよって久しぶりに言いたくなった
自分の意見を言えないことが目に見えたきがした
息苦しさを感じているんだろうかとおもってしまい
一人ではないよって言いたくなった

感情を失ったとき数歩後ろから眺めてる自分がいる
あなたはどうでしょうか?
どうしても立つ場所が数歩後ろだったりしませんか?

私のともしびが消えた時に起きたのは
自分ではない方からともしびを分けて頂く事でした
あなたにもおなじような事があったのかもしれないと
考えてしまうんです

ともしびがきえてしまっていないですか?
息苦しさを感じていませんか?
あなたは一人じゃないですよ?

呼吸を忘れてしまったら呼吸の仕方を練習するよりも
呼吸している方のそばにいると呼吸ができますね

言葉にならない夜
言葉にできない言葉
口に出せないおもい
鏡合わせのように見ています

でも何も見えないんです
映し出されている闇の色が少し濃いのか
何も見えないんです

こんな時は星に成ったり太陽になればいいんだろうかと思ってしまうんです
主張が無いからこそ心配です

何も映し出さないという事はそこには誰もが居られるという事でもあって
素晴らしい事だと思います
そんなあなたに伝えさせてください

存在を許されているのはあなたもなのだと

甘えられなかった分があったらそれだけの密度で
様々な事を抱えているのだと思っています
あなただけのものがあるからこそ
あなたを形成するすべてを
肯定します

出会えたきせきに感謝しています
そのきせきが続いていきますように
いつもありがとうございます、あなた

春一番が吹いてあなたの中に靄があるのなら晴れますように
沢山の祈りを込めて

ハッピバースデイ
誕生日おめでとうございます


自由詩 誕生日を迎えたあなたへ Copyright 武下愛 2023-02-28 11:57:38
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