ドラゴンたちの降臨(一)
朧月夜

各国がそれぞれの思惑に捉われている間、
アースランテ、いやヨースマルテには天変地異が訪れようとしていた。
それはもちろん、エランドルの仕業である。
ライランテ大陸の各地に、ドラゴンたちが舞い降り始めたのである。

それらのドラゴンたちは、どこからともなくやって来た。
いや、それは正確ではない。ドラゴンたちは、
エランドルが支配する世界である、ハーレスケイドから訪れたのだ。
すでに書いたように、ハーレスケイドには千のドラゴンたちがいた。

それを、エランドルはどうしようとしたのか。
次なるライランテ戦争は、すでに始まっていた。
ハッジズ・ア・ラ・ガランデは、ファシブルに攻め入ろうとしていた。

いかに右傾化した国家とは言え、ファシブルの軍隊は烏合の衆だった。
それが、変転の時を迎えようとしている。ドラゴンたちは、
ライランテ大陸のあらゆる場所へと現れたのである。それがどんな意味をなすのか?


自由詩 ドラゴンたちの降臨(一) Copyright 朧月夜 2023-01-23 21:48:53
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