燃える、燃える
ひだかたけし

冬の太陽は 孤独だ
冷え澄み渡る蒼天に
ただ一点、燃え盛る

雪 降り積もる北の国から
届いた手紙
毛筆で書かれた文字は黒々、
その実在感に
しばし目を見張り 私は
ゆっくり立ち上がる意味に
意識、集中し開いて結ぶ

此処、東の国にて、

冬の太陽は 孤独だ
冷え突き抜ける蒼天に
ただ一点、燃え盛る

ひたすら ただひたすら 

燃える、燃える








自由詩 燃える、燃える Copyright ひだかたけし 2023-01-10 20:46:51
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