サーカス
秋葉竹

 


ピエロのように
踊らせて?



紅いくまどりした両目、
とっても清い心とか
知りもしないで悲しみを
抱きしめていた午前2時、


夜は夜とて、夜の笑顔で
はにかむように、微笑んで
朝は朝とて、その微笑みを
そっと黙ったみていたよ。

悲しみなんて、知らないと、
みたことないと、そっと云う。

生きる辛さを嘆くよなぁ
みえない切なさ、なら無視する、ね?

散って弾けた、心の純を
嵐の世界にぶちまけて、
桜、降る、散る、カゲロウの翅、
つよく生きて、ゆこうと、誓った!  

悲しみばかり、みえたから、
それはひとつの、サーカスで、

みてくださるかた、だけが好きッ!
そっと凍えた、息をする

サーカス、サーカス、
ただその笑みを
ただみて欲しくてリングにあがる

サーカス、サーカス、
この微笑みには
懺悔の気持ちもあるはずで


サーカス、サーカス、
みんなの笑顔を
みせて欲しいと、ただただ、祈った












自由詩 サーカス Copyright 秋葉竹 2022-12-13 05:38:24
notebook Home 戻る  過去 未来