詩の日めくり 二〇二二年三月一日─三十一日
田中宏輔

二〇二二年三月一日 「伊藤芳博さん」


 伊藤芳博さんから、散文集『考えたこと 1993~2022』を送っていただいた。お齢が近いせいか、共感するところがいくつもありました。 https://pic.twitter.com/aeLf6xQs7f


二〇二二年三月二日 「詩人になるのは簡単だ。」


詩人になるのは簡単だ。詩を書いて発表すればよい。


二〇二二年三月三日 「334」


 Amazon のネット古書店で買った、トマス・M・ディッシュの『334』が到着した。おおむねよい状態だが、表紙の表にスジ状のスレがある。それでも並上だと思われるのが現状だ。完璧を求めても、むなしいだけだ。古書愛が強くて、ヤケもかわいいものだと思われる。まあ、4、50年まえの代物だからな。
https://pic.twitter.com/ARvK6iYzbT


二〇二二年三月四日 「いただいた詩集」


 いただいた詩集は、ぜんぶ読ませてもらうのだけれど、ぼくと齢の近いひとのものは、もう本文を読んだだけでわかるようになった。奥付で確認、みたいなことをしてる。それにしても、ぼくももう61歳だ。近い年齢の書き手の旺盛な作詩力には驚かされる。とくに、藤井晴美さんと草野理恵子さんには。


二〇二二年三月五日 「夜の大海の中で」


 グレゴリイ・ベンフォードの『夜の大海の中で』150ページまで読んだけれど、物語の輪郭もわからない。むかし読んだはずなのだけれど、記憶と違っているような気がする。記憶とまったく違う物語かもしれない。すさまじい記憶の忘却力に驚かされるばかりだ。いったい、記憶のどこまでが真実なのか。
https://pic.twitter.com/GQs7qcTNY5

 ナイジェルは、くすくす笑った。「芸術の定義は」彼はワインを一口飲んだ。「制約の中で巧みに仕事をすること、だ」

(グレゴリイ・ベンフォード『夜の大海の中で』9、山高 昭訳、154ページ・17、18行目)


二〇二二年三月六日 「WHITE ALBUM。」


@kohimon お読みくださり、ありがとうございました。ご感想のお言葉もいただけて、うれしいです。

@papidubaduba ありがとうございました。ぼくの考え方の根本が書かれてあるように思います。三浦さんのおこころに触れることができましたら幸いです。

 ぼくの最新詩集『WHITE ALBUM。』がAmazon で売ってたのだけれど、きょう見たら、売り切れていた。買ってくださった方のおこころに触れることができれば、うれしい。

https://www.amazon.co.jp/WHITE-ALBUM%E3%80%82-%E7%94%B0%E4%B8%AD-%E5%AE%8F%E8%BC%94/dp/4910324038/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=13GIO6EHFC4XF&keywords=%E7%94%B0%E4%B8%AD%E5%AE%8F%E8%BC%94&qid=1646550300&s=books&sprefix=%E7%94%B0%E4%B8%AD%E5%AE%8F%E8%BC%94%2Cstripbooks%2C378&sr=1-1


二〇二二年三月七日 「買ってくださって、うれしい。」


@air61x お買い求めくださって、ありがとうございます。拙詩集、おこころに触れることができたみたいで、ぼくもうれしいです。


二〇二二年三月八日 「夜の大海の中で」


 グレゴリイ・ベンフォードの『夜の大海の中で』、300ページまで読んだ。機械生命体の探査体との遭遇を描いている。残りのページはなんだったかな。記憶にない。


二〇二二年三月九日 「夢」


 夢に出てきた父親も母親も死んでいる。生きているときは、わずらわしかったけど、亡くなったいまとなっては、さびしいものだ。


二〇二二年三月十日 「夢」


 未来社会の夢を見た。ミツバチの巣のように稠密の住居で共同浴場であった。そこで大学時代の友人に出合った。

ダイソーで、す巻きを2つ買って行くこと。


二〇二二年三月十一日 「夢」


 またお金を盗まれる夢を見た。また弟が犯人だった。こんどは警察に連絡するぞといって連絡したのだが、来た警官が女性でとてもたよりなかった。それでも弟の手に手錠をはめてくれようとしたのだが、弟は簡単に手錠をはずしてしまうというところで目が覚めた。友人も傍観者として登場する夢だった。弟はなんらかの組織に属していて、その組織にお金を出してたみたいだった。その組織の人間は動物のヘアサロンに勤めていて、夢では太ったかわいらしい男の子だった。組織も慈善事業団体のようだった。ぼくはその男の子にも逃げるなよと夢のなかで言っていた。
 全体がコミカルに進む喜劇のようだった。


二〇二二年三月十二日 「方法詩」


「順列 並べ替え詩。3×2×1」も「全行引用詩」も「詩の日めくり」も「方法詩」とぼくが名づけてる詩で、型のようなもの、マトリックスのようなものを提示しているのだと思っている。だから、ほかのひとがまねてつくってくれてもぜんぜんだいじょうぶだし、むしろまねされたいと思っているし、それらを見たい。


二〇二二年三月十三日 「巻きす」


 ダイソーで買ってきた。正式名称は、すし巻きで、す巻きじゃなかった。す巻きって、「おまえをす巻きにして湖に沈めるぞ。」とかって場合に使う言葉だよね。ああ、勘違い。

@may_kimiko_k 巻きすですか。なるほど。竹製のものを買ってきました。ちいさい目のものを買いました。大きいのは、ありましたが、大きすぎましたので買いませんでした。

 日知庵で、えいちゃんに聞くと、業界用語で、「巻きす」というらしい。さきおとつい、えいちゃんは、ちゃんと「巻きす」を買ってきて、と言ったらしいのだけれど、ぼくが勝手に頭のなかで変換して「す巻き」だと思ったらしい。ちゃんちゃん。


二〇二二年三月十四日 「●詩」


 ●詩もね。散文詩の体裁で、●詩より美しいものはないと思うから。■詩は、●詩より硬い印象を持たれると思う。不動だからだ。●詩は、見ているうちに、●が上下に動いているような錯覚を起こして躍動的な紙面になる。ぼく自身が体験した●詩もまた、ほかのひとに真似されて増殖してくれたらなと思う。


二〇二二年三月十五日 「The Wasteless Land.VII」


 ぼくの詩集が500円で売っている。『The Wasteless Land.VII』だ。引用を駆使した詩篇ばかりを集めた詩集だ。自信作なのだけれど、500円だったら、買ってもいいって方がいらしたら、ぜひ。

https://www.amazon.co.jp/Wasteless-Land-7-%E7%94%B0%E4%B8%AD-%E5%AE%8F%E8%BC%94/dp/4879958565/ref=sr_1_11?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=1ZDHJJG9CCXD8&keywords=%E7%94%B0%E4%B8%AD%E5%AE%8F%E8%BC%94&qid=1647141135&s=books&sprefix=%E7%94%B0%E4%B8%AD%E5%AE%8F%E8%BC%94%2Cstripbooks%2C222&sr=1-11

 500円のは、どなたか買ってくださったみたい。拙詩集がおこころに触れることができれば、うれしいのだけれど。いま533円が底値になっているようです。

 いま見たら、500円台のものは売れていて、底値が1000円になっていました。500円台で買ってくださった方は、3名さまくらいだと記憶しています。拙詩集が、買ってくださった方のおこころに触れるものでありますように祈っております。

 きょうは暖かった。夜になって寒さが戻ったけれど。きょうもジミーちゃんと日知庵に飲みに行ってた。焼き鳥はもちろんおいしかったけれど、島らっきょが大人の味って感じでおいしかった。もろみとの相性は抜群。ジミーちゃん、知り合いのひとのことで悩んでた。どうして、いいひとばかり悩むんだろう。


二〇二二年三月十六日 「望月遊馬さん」


 望月遊馬さんから、詩集『燃える庭、こわばる川』を送っていただいた。すぐれた比喩の使い手だと思われた。

光降りしきるなか
わたしは夏を
そっとてのひらに閉じた

という三行が、もっとも目についた。やわらかい感受性をした書き手だと思われた。 https://pic.twitter.com/gHKXMzAjP6


二〇二二年三月十七日  「センナヨオコさん」


 センナヨオコさんから、個人誌『miu』第14号、第15号、第16号を送っていただいた。どれもただ1篇の詩からなっていて、技術的にうまいなあと思わせられる作品が掲載されていた。持続力も才能だと、ぼくは思っている。
https://pic.twitter.com/s7kxuAiM0t


二〇二二年三月十八日 「夜の大海の中で」


 グレゴリイ・ベンフォードの『夜の大海の中で』、さいごの516ページまで読んだ。ずいぶんと強引な解釈のされ方をした。ファースト・コンタクトものだが、続篇につなげるために、かなり恣意的な書き込みが見られ、そこは弱点かなと思った。まあ、あしたからは、続篇を読むつもりだけれども。

 きょうから寝るまえの読書は、グレゴリイ・ベンフォードの『星々の海をこえて』だ。『夜の大海の中で』の続篇だ。ぎちぎちの文章がまた待ち受けている。カスカスの文章を読むのよりずっといいけど、たぶん、しんどい読書になるだろう。 https://pic.twitter.com/zyMMZI5YmF


二〇二二年三月十九日 「黒いアリス」


 友人に譲った、トム・デミジョン名義のトマス・M・ディッシュとジョン・スラデックの共作『黒いアリス』をAmazon のネット古書店で買い直した。本体4850円+送料350円。なんで手放したんだろう。ディッシュのなのに。バカだ。

https://www.amazon.co.jp/%E9%BB%92%E3%81%84%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9-%E8%A7%92%E5%B7%9D%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%88%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%9F%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3/dp/B005DDT8DE

 これは読んだけど、駄作だった。ただ作品の状況が、黒人差別的で、こんにちでは出版できないであろうものであることから貴重な作品となっていて、高い金額になっているのであろう。ディッシュの傑作である『ビジネスマン』なんか、Amazon で10円なのである。古書の価格に不条理を感じる日々である。


二〇二二年三月二十日 「夢」


 夢を見た。道は凍っていて、前にした男の死体を滑らせて運んでいた。むかし住んでた祇園の家に運ぼうとしていた。夜明けから早朝だったが、途中で工事現場の男たちに道を訊いたり、道路で焼肉をしている若者たちに焼肉を分けてもらったりした。帰りつくまえに目が覚めた。


二〇二二年三月二十一日 「出眠時幻覚」


 出眠時幻覚を見た。むかし塾で教えていた生徒たちが部屋になだれ込んできたのだ。これは幻覚だと思って、目を思いきり開いたら、消えた。


二〇二二年三月二十二日 「古書値」


『90年代SF傑作選』が、いま、Amazon で底値が1円になっている。2000円近くで買ったぼくは時期を間違えたんだなと思う。しかし古書の価格はわからないものだ。いつものことだが。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4150113947/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o01_s00?ie=UTF8&psc=1

『ウルフェン』が666円で出てる。このあいだまで3000円近くしていたのに。ぼくはブックオフで105円で買ったけど。古書値はわからない。

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%B3-%E3%83%8F%E3%83%A4%E3%82%AB%E3%83%AF%E6%96%87%E5%BA%ABNV%E2%80%95%E3%83%A2%E3%83%80%E3%83%B3%E3%83%9B%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3-%E5%B1%B1%E7%94%B0-%E9%A0%86%E5%AD%90/dp/4150404542/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=2SIDRR7EZUL8X&keywords=%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%B3+%E3%83%9B%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC&qid=1647752839&s=books&sprefix=%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%B3+%E3%83%9B%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC+%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%2Cstripbooks%2C239&sr=1-1


二〇二二年三月二十三日 「黒いアリス」


『黒いアリス』到着。予想よりはるかにいい状態。カヴァーは完璧。送料込みで5200円したけど、ここまできれいだと、気持ちがよい。古書は値段もあるが、やはり状態だろう。状態がよければ、買った甲斐もあったというものだ。あと1冊、古書で10000円する本を購入するかどうかで迷ってる。
https://pic.twitter.com/YHTZWDSq7k


二〇二二年三月二十四日 「ジミーちゃん」


 いまからジミーちゃんが部屋に遊びにくる。きょうは部屋飲みだ。あては何にしようかな。クラッカーにスライスチーズが、ぼくらの定番だ。でも、きょうはなんか変化球も欲しい。まあ、いっしょに近所のスーパー「ライフ」に寄ってから考えよう。人生に無駄な時間ほど素敵なものはない。


二〇二二年三月二十五日 「千の脚を持つ男」


 ストリーバーの『薔薇の渇き』が、いま Amazon で、底値1781円だ。ちょっとまえまで、100円くらいだったのに。続篇の『ラスト・ヴァンパイア』は底値3円だ。この落差は何?って感じ。いつものごとく、古書の価格はわからない。

https://www.amazon.co.jp/%E8%96%94%E8%96%87%E3%81%AE%E6%B8%87%E3%81%8D-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%9B%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC-%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC/dp/4102216022/ref=sr_1_13?qid=1647873202&refinements=p_27%3A%E3%83%9B%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC+%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC&s=books&sr=1-13&text=%E3%83%9B%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC+%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%A2-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%9B%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC-%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC/dp/4102216030

 怪物ホラー・アンソロジー『千の脚を持つ男』を Amazon のネット古書店で買った。本体1180円+送料300円だった。古書は、これくらいの金額が適切なような気がする。安いに越したことはないが。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4488555039/ref=ppx_od_dt_b_asin_title_s00?ie=UTF8&psc=1&fbclid=IwAR3M4NtsoUXOFxEAaeUupKMd6tjn2ryExFfnz2x8fc6wsIQ_BkwDYyWcBiU

 なぜ長い間、買わなかったのかと振り返れば、カヴァーの絵が好みでなかったというのがある。シオドア・スタージョンやアブラム・デヴィッドスンやジョン・ウィンダムやキース・ロバーツの作品が読めるというので買った。


二〇二二年三月二十六日 「日原正彦さん」


 日原正彦さんから、詩誌『橄欖』第124号を送っていただいた。わかりやすい、読みやすい詩ばかりだった。世の中には、わかりにくい、読みにくいものを書くひとたちもいる。ぼくはどちらだろう。むかしは難解であると書かれたこともある。自分では、わかりやすい、読みやすいものを書いてると思うけど


二〇二二年三月二十七日 「ジミーちゃん」


 きょうも、これからジミーちゃんが部屋に遊びにくる。きょうも飲もう。話すことは何かあったかな。べつになくても困らないけれど。むかしはシェイクスピアやゲーテのことなんかしゃべっていた。さいきん、シェイクスピアもゲーテも読んでないなあ。SFやホラーばっかりだ。偏り過ぎているなあ。だめ。

 カヴァーの絵がとてもすてきなSFアンソロジー『空は船でいっぱい』が300円台である。古書の価格は、ほんとにわからない。

https://www.amazon.co.jp/%E7%A9%BA%E3%81%AF%E8%88%B9%E3%81%A7%E3%81%84%E3%81%A3%E3%81%B1%E3%81%84%E2%80%95SF%E3%83%9E%E3%82%AC%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%882-%E3%83%8F%E3%83%A4%E3%82%AB%E3%83%AF%E6%96%87%E5%BA%ABSF-%E3%82%B7%E3%82%AA%E3%83%89%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E4%BB%96/dp/4150104034/ref=sr_1_20?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=2L5SZ27HSJ3MG&keywords=%E3%82%B7%E3%82%AA%E3%83%89%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3&qid=1647946970&s=books&sprefix=%E3%82%B7%E3%82%AA%E3%83%89%E3%82%A2+%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%2Cstripbooks%2C474&sr=1-20

 いまヤフオクで、5冊入札している。もう本は買わないと一年ほどまえに思ったのに。本にしかお金を使わない生活をしていると、そういうわけにもいかないのか、買ってしまう。ブックオフが充実していないというのも、ネットで本を買う理由のひとつになっている。


二〇二二年三月二十八日 「海外SFアンソロジー」


 ヤフオクで5冊、Amazon で2冊の海外SFアンソロジーを買った。1冊カヴァーがめっちゃ汚いけれど、5冊で送料込みで2200円ほどだったから、よしとした。カヴァーの絵がもともと好みでもなかったからであるが。Amazon のネット古書店のものは送料込みで500円と1000円ちょっとのもの。

 eo光から電話で、新しい料金プランで携帯代が月々1000円ちょっとやすくなりますからと言ってきたが、ネットの代金が3700円から5000円になるというので断った。なにを考えているのだろう。小学生にでもわかる詐欺行為ではないか。電話のあと、しばらく怒りで震えていた。

 どれも講談社から出てたSFアンソロジーで、1970年代に出たもので、後に出たアンソロジーや、そのまえに出てたアンソロジーとかとかぶるものが3分の1以上あって、読んだことのある短篇がいっぱいあるんだけれど、読んだことのないものもあって、興味があったから買ったもの。楽しみにしている。

 3分の1はないか。でも、巻によっては、収録作品6作中、半分の3作が既読のものもあった。それにしても、未読のものも多かったので、楽しみだ。

 ヤフオクで、2冊落札した。1冊は、講談社から出てたSF傑作選のシリーズで、さいごに手に入れたもの。もう1冊は、むかし持ってたけど、つまらなかったので捨てたパロディーもののSF傑作選。2冊で送料込みで、990円だった。本の価格が、毎回、これぐらいだと助かる。

 怪物ホラー傑作選『千の脚を持つ男』到着。帯付きで、新刊本のようなきれいさ。まあ、新刊本を買うより高くついたけれども。 https://pic.twitter.com/s7d9hb1lXY


二〇二二年三月二十九日 「破滅の日」


 福島正実編・海外SF傑作選、5冊到着。『時と次元の彼方から』、『未来ショック』、『千億の世界』、『不思議な国のラプソディ』、『破滅の日』。この5冊目の『破滅の日』のカヴァーがめっちゃ汚い。本体はきれいなんだけれど。これだけ買い直すかもしれない。 https://pic.twitter.com/rkjIqpmTAK

問題の『破滅の日』。 https://pic.twitter.com/bdY6ftyTUF


二〇二二年三月三十日 「海外SF傑作選」


 Amazon のネット古書店で、SF傑作選2冊、送料込みで2500円買った。それとヤフオクで、2冊入札している。こちらは、1000円と600円ほど。4冊で、ひとつのシリーズになっているもの。もうこれで、SF傑作選は買わない予定。あくまでも予定だけれど。読むの何年後か、わからないけど。

 ヤフオクで、SFアンソロジー『忘却の惑星』を落札した。送料込みで、600円。Amazon のネット古書店で、SFアンソロジー、『追憶売ります』と『時のはざま』を送料込みで、2150円で買った。あと1冊は、5日後にオークションが終わるので、終了時間待ち。

 しかし、この4冊のアンソロジーは、外国人が選んだ英語圏のSFアンソロジーで、日本人が選ぶアンソロジーの作品とはぜんぜん違っていて、選ばれたSFのどこが違っているのか感じ取れるかどうかわからないけれど、そこんところを見れたらいいなと思っている。

 いま、グレゴリイ・ベンフォードの『星々の海をこえて』を読んでいるのだが、文章がぎちぎちで、ハードSFなので、読むのに難渋している。一日に10ページも読むと、もうしんどい。ここ1、2週間のあいだに買ったSFアンソロジーに乗り換えようかな。

 学校の夢を見た。授業を失敗する夢だった。いい夢かな、調べてみよう。いい夢じゃなかった。「現実で失敗するのではないかという不安や比較される事、途中であきらめる事などを表しています。 」だそうです。


二〇二二年三月三十一日 「海東セラさん」


 海外SF傑作選『華麗なる幻想』、『クレージー・ユーモア』、『時のはざま』、『追憶売ります』の4冊が到着。どれもまずまずのきれいさ。並から並上かな。 https://pic.twitter.com/6HLHjjFjqU

 海外SF傑作選『忘却の惑星』、『人間を超えるもの』、『世界SFパロディ傑作選』が届いた。どれもよい状態で満足。 https://pic.twitter.com/ObtEV4N3q2

 海東セラさんから、同人詩誌『グッフォー』第76号を送っていただいた。セラさんの詩「液晶」いつになく希薄な印象を受けた。それは短い詩行のせいかもしれないが、いつもの濃密な作品のもつ味わいと異なり、希薄になったぶん、空間性が広がりを見せてくれているような感じがした。こういうのもよい。
https://pic.twitter.com/eec2obDcMF

 グレゴリイ・ベンフォードの『星々の海をこえて』いまようやく半分くらいのところ、279ページまで読んだ。宇宙と地球を舞台にして話が交互に展開するのだが、そのスピードが遅い。緻密な描写だと思うが、緻密すぎるのは苦痛を催させるだけのような気がする。どうだろう。 https://pic.twitter.com/lJ4PV5sHqx

 夢を見た。得意の数学のテストに遅刻してテストを受けられなかったのだ。ぼくは高校生だった。いい夢ではないな、きっと。




自由詩 詩の日めくり 二〇二二年三月一日─三十一日 Copyright 田中宏輔 2022-10-24 00:49:21
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