ミナト 螢

傷だらけの時に
優しさを貰った
僕の尻尾は
鎖を生やした

君と繋がるために
走り回って
見つけたものを
教え合った

幸せそうな
メロディは
ひとり分しかなくて
ふたりで口ずさむ
これからのこと

何も変わらない
そう言いながら
僕等は離れた

今でも思い出す
君の声が
鎖の間を
泳いでる


自由詩Copyright ミナト 螢 2022-09-30 20:21:29
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