道
服部 剛
日々の狭間に
疼
(
うず
)
く声を
告白した君は
夜にうずくまり、自らを守り
静かな力を蓄えている
苦しみ、惑い
やりきれない
悔し涙の落ちる
音
(
ね
)
が響く
この夜
遥かな空に瞬く星達は
多くの神秘を密かに告げよ
大地が沈黙の内に
智慧を囁くように
やがて
左右の靴は再び歩み出すだろう
白みゆく夜明けの地平に昇る
あの太陽へ
自由詩
道
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服部 剛
2022-09-05 20:36:23縦