意識という舞台で・マニフェスト
ひだかたけし
響きのなかに潜むモノ
闇のなかで光るモノ
遠い郷愁を掻き立て
内なる未知に
意識を招き入れる
波打つ旋律、躍る木霊
意識はその残響に包まれ
これ以上ない歓びに貫かれる
意識は待つ、生活の時を刻みながら
滲み出る疲労と苦痛を抱えながら
この世界の生命の根っこが深淵が
明晰な熱持つ直観の思考に
掴み取られるのを
わたしのたましいの奥底で渦巻く宇宙
沸き立つ思考が意識という舞台で感じ取る
深く深く愛にひざまづき
透き通る哀しみを響かせながら
意識の奥の光と実在に分け入る
鮮やかに浮き立つ在るモノたちを前に
意識の奥底の光と実在に分け入る