意識という舞台で・マニフェスト
ひだかたけし

響きのなかに潜むモノ
闇のなかで光るモノ
遠い郷愁を掻き立て
内なる未知に
意識を招き入れる

波打つ旋律、躍る木霊
意識はその残響に包まれ
これ以上ない歓びに貫かれる

意識は待つ、生活の時を刻みながら
滲み出る疲労と苦痛を抱えながら
この世界の生命の根っこが深淵が
明晰な熱持つ直観の思考に
掴み取られるのを

わたしのたましいの奥底で渦巻く宇宙
沸き立つ思考が意識という舞台で感じ取る
深く深く愛にひざまづき
透き通る哀しみを響かせながら
意識の奥の光と実在に分け入る

鮮やかに浮き立つ在るモノたちを前に
意識の奥底の光と実在に分け入る




自由詩 意識という舞台で・マニフェスト Copyright ひだかたけし 2022-09-05 19:22:21
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