くるくる廻って空の青
開けて明るみ輝き
白雲の流れ急速に
呑まれいく呑まれいく

世界はただ泰然と美しい
在ることの驚きは神秘は
退屈な日常に転がりながら
私たちはいつも見逃す

些細な交錯、偶さかの出逢い
傷んだ肉体を引き摺りながら
たましいはこの広大な大地に踊り入り
世界のささやかな囁きに
記憶の帯を結び付ける

夜明けは夜闇に含まれながら
やがて静かに解かれて
その瞬間を捉え
時の実在感に
光をみる
私たちは
深く望みを断たれ

くるくる廻って空の青
開けて明るみ輝き
白雲の流れ急速に
呑まれいく呑まれいく

*

世界が私たちと一体になる瞬間
踊り続ける魂が瞬間を永遠にする

踊り続けて
会話は溶けて
躍り続けて
熱は沸き立ち