いつか、虫になる
秋葉竹





風船が粉々に割れる、なにが終わる?


落下した天使が楽しそうに、踊ってる


よみがえるのは針で嘘を刺された夜明け


暮らしのような諦めた笑顔、無口な人


夕まぐれ、だいだい色の温かさと手をつなぐ


いつか、虫になるのは決まってる


だから射し込む光がある意味、無残な













自由詩 いつか、虫になる Copyright 秋葉竹 2022-08-10 00:06:30
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