二〇二一年四月一日 「時のいたみ」
ロマンティック時間SF傑作選『時の娘』の5作目は、バート・k・ファイラーの「時のいたみ」10年の歳月をかけて時間旅行したのだが、それがあまり役に立たなかった。つまらない話だった。
二〇二一年四月二日 「These Eyes」
詩のタイトルによく外国のアーティストの曲名を使うことがあって、これもそのひとつ。
https://www.youtube.com/watch?v=xcLdbsrSngA
二〇二一年四月三日 「時が新しかったころ」
6作目は、ロバート・F・ヤングの「時が新しかったころ」22世紀にタイムマシンが発明されて、恐竜がいるころに行くと、火星人の姉弟がいて、誘拐されていたところを主人公が助ける。その火星人の姉がのちのち主人公の恋人になるハッピーエンド。ヤングらしいつくりの作品だった。
二〇二一年四月四日 「時の娘」
7作目は、チャールズ・L・ハーネスの「時の娘」母親を憎んでいる娘がいて、母親の恋人をとる。ところが、その恋人が自分の父親で、母親が自分自身だとわかるタイムパラドックスを扱ったもの。おもしろかった。
二〇二一年四月五日 「出会いのとき巡りきて」
8作目は、C・L・ムーアの「出会いのとき巡りきて」タイムマシンでさまざまな時代に降り立つ主人公。その先々で、同一の女性に出合う。しかし、別れが待っている。さいごに深淵のなかでいっしょになる。
二〇二一年四月六日 「きょうも上天気」
もうそろそろ下げ止まりかなと思って、Amazon で、角川文庫のSF短篇傑作選『きょうも上天気』を961円+送料300円で買った。収録作品9作のうち、5作をすでに読んでいたので、これまで買うのをためらっていたのだった。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4042982131/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1…
二〇二一年四月七日 「インキーに
詫びる」
さいごの9作目は、ロバート・M・グリーン・ジュニアの「インキーに
詫びる」いったい何を読んでいるのか皆目わからずにさいごまで読んだ。文学的ではあるが、SF的ではなかった。編者は秀作と書いているが、ぼくには秀作ではなかった。でも、わからずじまいっていうのが、ぼくには悔しいから、もう一度、読んでみる。いったい何を読んでいたのか、知りたいっていう気持ちからも。だけど、もう一度、読んだけれど、やっぱりわからない。男が二十年ぶりに故郷に帰って、当時付き合っていた女性に求婚する話だけれど、この男が幻覚をしょっちゅう見るせいで物語が明確さを欠くのだ。おもしろくなかった。描写は十分に文学的なのだけれど。
二〇二一年四月八日 「この地獄の片隅に」
きょうから寝るまえの読書は、パワードスーツSF傑作選『この地獄の片隅に』先入観だけど、ガジェットだけが先行した作品集なんじゃないのかなって思っている。偏見だけれど。でもまあ、読んでみないことには、どんなものかわからないしね。読んでみる。
https://pic.twitter.com/wWbS89teWp
1作目は、ジャック・キャンベルの「この地獄の片隅に」異星人相手の将軍の下した命令は失敗した。あとでわかったのだが、将軍は3週間まえに死んでいて、アーマーのAIが命令を下していたことがわかる。アイデアはおもしろかった。なかなか思いつけないものだと思った。
二〇二一年四月九日 「日知庵から大黒、大黒から長浜ラーメンの梯子」
いま、日知庵から大黒、大黒から長浜ラーメンの梯子から帰ってきた。ずっと、ジミーちゃんといっしょ。そうとう食べて、飲んで、ゲロゲロピーの状態である。きょうは、もう読書もできないだろう。限界まで食べて飲むのだった。ゲロゲロピーの状態である。おやすみ、グッジョブ!
二〇二一年四月十日 「きょうも上天気」
きょう、ネット古書店から届いたSF短篇傑作選『きょうも上天気』の状態が並上だったので、一応ほっとしている。状態の悪い本がきた日は、どっと疲れてしまうからである。この本、値崩れが止まらない。ぼくももうちょっと待てばよかったのになあと思っている。
https://pic.twitter.com/cNkdaFbH1l 送料込みで言えば、ぼくが1261円で手に入れたSF短篇傑作選『きょうも上天気』を、いまなら、Amazonで、919円で手に入れられるのだから、ぼくより342円安くで買えるわけである。はやまってしまった。値崩れが止まらないなんて予想できなかった、ぼくちん。ばか。
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二〇二一年四月十一日 「深海採集船コッペリア号」
パワードスーツSF傑作選『この地獄の片隅に』2作目は、ジュヌヴィエーヴ・ヴァレンタインの「深海採集船コッペリア号」ひとつの惑星の宇宙人たちが別の惑星の宇宙人に虐殺される場面を記録したものを深海採集船の乗組員が拾い上げた。それを回収しようとする宇宙人と、船員たちが船の上で、また海中で戦う話。ありえそうな話だなと思った。
3作目は、カリン・ロワナーの「ノマド」生まれたときからアーマードといっしょに成長するという物語の中で、ヤクザまがいに敵対している部族が2つあって、そのひとつのナンバー2の人間のほうが殺されて、という話。アーマーだけでも独立して稼働するが、別の人間と融合して、復讐は果たされた。
二〇二一年四月十二日 「アーマーの恋の物語」
4作目は、デヴィッド・バー・カートリーの「アーマーの恋の物語」けっしてアーマーを脱がない天才科学者がいる。未来からきたのだった。未来から刺客が送られてくる。その刺客の女性と恋に堕ちる。さいごはアーマーを脱いで愛し合う。
昨年、962円で買ったホラー・アンソロジー『999 狂犬の夏』が、いまAmazon で、いくらするか、見てみたら、8747円もしていた。たしかに読み応えのあるアンソロジーだったけど、送料を含めると、9000円を超えるのがまっとうな本だとは考えられない。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4488584039/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o02_s00?ie=UTF8&psc=1…
5作目は、デイヴィッド・D・レヴァインの「ケリー盗賊団の最期」十九世紀の末、蒸気駆動のアーマーを盗賊団の頭目につくるように命令された技術者の話。盗賊団はひとつの街を支配下において政府と対峙したが、最終的には、アーマーが爆発して、盗賊団は壊滅した。
二〇二一年四月十三日 「これも、ひとつの発見、ひとつの詩だった。」
ぼくはカヴァーをはずして本を読むんだけど、枕元に置いてあった、きのう寝るまえに読んでた『この地獄の片隅に』の扉がちょっと浮いてて、寝ぼけまなこで見た、その影が茶色だったことに気がついた。これも、ひとつの発見、ひとつの詩だった。
二〇二一年四月十四日 「外傷ポッド」
6作目は、アレステア・レナルズの「外傷ポッド」戦闘中に負傷した兵士を収納するポッドがあって、そのポッドに収容された軍人が主人公だったが、おわりのほうで表現主体がポッド自身に入れ替わるというアクロバティックな構成をした佳作である。これぞSFという感じがした。
7作目は、ウェンディ・N・ワグナー&ジャック・ワグナーの「密猟者」地球が人類遺産保護区に登録されてから百年。月生まれの新人保護官の女性が、ベテランの保護官の不正を見て対処する物語。その不正とは、異星人に池をその異星人の卵のために提供するというもの。少々漫画チックだがSF的であった。
8作目は、キャリー・ヴォーンの「ドン・キホーテ」スペイン内乱のときに、共和国軍側に強力なアーマーをつくった者がいて、従軍記者のふたりが、それを記事にする、といって近づく。従軍記者のひとりが、このような恐ろしい機械があってはならないと考え、そのアーマーを破壊する。
9作目は、サイモン・R・グリーンの「天国と地獄の星」テラフォーミングしようとする惑星の植物たちが地球人の作業の邪魔をする。地球人たちより先に惑星にきていた宇宙人は、気がつく。惑星を改造するのではなく、自分たちを改造するべきだと。主人公の地球人も、そう思って自らをそうする。
10作目は、クリスティ・ヤントの「所有権の移転」アーマーが他人に奪われた。アーマーのAIは、奪った者を殺すことで自由になる。
二〇二一年四月十五日 「N体問題」
11作目は、ショーン・ウィリアムズの「N体問題」アーマーを脱がない女と、惑星のループと呼ばれる場所に行き、他の惑星に行く。物語は複雑に見せているだけだと思った。こけおどしの話だった。
さいごの12作目は、ジャック・マクデヴィッドの「猫のパジャマ」研究用の小型宇宙ステーションが隕石の追突で乗員が全員死亡したが、ただ一匹の猫だけが生き残っていた。それを助けるために、アーマーを利用したという話。退屈な叙述だった。
@rztg0nrSOZb72IB モフィットの作品は手放さなかったです。
二〇二一年四月十六日 「短詩2篇」
窓に見える影は
人影です。
じっとあなたを
見張っているのです。
豆腐の味噌汁
山椒さえあれば
うめえもんだ。
二〇二一年四月十七日 「オメラスから歩み去る人々」
@rztg0nrSOZb72IB ソノラマ文庫・海外シリーズ『機械仕掛けの神』には、フレデリック・ブラウンの「星ねずみ」の続篇「星ねずみの冒険」が入っていますね。貴重な1冊だと思います。
きょうから寝るまえの読書は、SFアンソロジー『きょうも上天気』収録作9作のうち、5作が既読だが、それらも含めてすべて読む。
https://pic.twitter.com/u18PieMdnr
1作目は、アーシュラ・k・ル・グィンの「オメラスから歩み去る人々」初読である。オメラスという街に住む何万もの人々の幸福が、ただ一人の少年の不幸と振り替えられていたのだった。それを知って、オメラスという街から歩み去る人々がいたのだった。ぼくならどうしてるだろう。倫理的な問題だ。
@fifi_ma_fifi 『神様はつらい』は、さいしょ映画で見ました。書籍は、ハヤカワ書房の『世界SF全集24』で読みました。考えさせられるSFでした。
二〇二一年四月十八日 「溺れた巨人」
Amazon のネット古書店で、バラードの『溺れた巨人』を、281円+送料257円で買い直した。一昨年、バラードの作品を、『ヴァーミリオン・サンズ』の単行本以外、すべて友人に譲ったのだけれど、昨年、ブックオフで『時の声』を買い直したのにつづいて、この本もふたたび欲しいと思ったのだった。
2作目は、J・G・バラードの「コーラルDの雲の彫刻師」短篇集『ヴァーミリオン・サンズ』の冒頭に置かれていた作品で、印象深い作品だった。文字通り空に浮かんだ雲を彫刻する3人組がいて、ある日、大富豪の女性のために、雲で彼女の顔を彫刻する。さいごに、嵐によって、大富豪の女性を含む何人かが死ぬ。
3作目は、ロバート・シェクリイの「ひる」ウルトラQのバルンガを思わせる設定。というか、逆か。バルンガが「ひる」を参照したのだろう。物質やエネルギーを無尽蔵に吸収する怪物の話。ウルトラQの話では、怪物を太陽に引き寄せたところで終わっていたが、小説では、ひどい結果を起こす結末を見せる。
二〇二一年四月十九日 「きょうも上天気」
4作目は、ジェローム・ビクスビイの「きょうも上天気」三歳のアントニー坊やは、念力も瞬間移動もテレパシーも使えるミュータントだった。嫌なことがあると能力を使う。46人の村人たちは、世界から切り離された村のなかで、坊やの機嫌を取りながら、びくびくして生きている。生きつづけている。
@jeffreyangles ぼくはいまでも表紙の絵や写真のきれいな本が好きです。装飾品として本棚に飾っています。
@8bAgW29xoxFLpMG @yoinoyoi 知性と感性がもっとも研ぎ澄まされている者によってつくられ、鑑賞されるもの。
ぼくが子どものころ、家がスナックを経営していて、そこで働いていた従業員の男性と女性のふたりとともに、ホテルに泊まって、3Pしていた夢を見た。女性の名前がふじちゃんというので、夢からさめて、「なつかしいな、ふじちゃん」とつぶやいた。いま生きていたとしたら、80歳は超えているはずだ。
糖尿で、ぼくには、いま性欲がないので、あっけらかんとしたセックスだったけれど。
それにしても、ふじちゃん、ぼくが幼児から高校生になるころまでいたんだけど、性的な接触はいっさいなかったのだけれど。不思議な夢だ。魅力のまったくないブサイクな女性だった。
二〇二一年四月二十日 「ロト」
5作目は、ウォード・ムーアの「ロト」アメリカに攻撃した国があった。戦争を予期していた一家は、必要なものを車に積んで、移動していた。夫婦と息子の兄弟二人と娘の5人で。さいごの場面で、夫は、愚妻と愚鈍な息子たちを置き去りにして、理知的な娘とだけで、車を運転する。
6作目は、マック・レナルズの「時は金」時間旅行者はある目的をもって、過去に降り立つ。ある目的とは、10枚の金貨をもとに、理財を増やすように商会に申し出たこと。百年ごとにその契約は再契約されていく。さいごにそれが時間旅行が可能ならしめるためだけになされた計画だったことが明かされる。
7作目は、ワイマン・グインの「空飛ぶヴァルブラ」マッド・サイエンティストがつくったモモンガのミュータントたちがやがて百匹ほどの群れとなって、金星行きのロケットを奪って、地球を脱するという話。原作は1956年に書かれた。まあ、そういった時代のSFらしさをもった物語だった。
二〇二一年四月二十一日 「明日も明日もその明日も」
8作目は、カート・ヴォネガット・ジュニアの「明日も明日もその明日も」長寿を実現させた薬のせいで、世界人口は120億になっている。一家の主が死ぬまえに遺産をどうするか、子孫たちは戦々恐々たる思いで待ち受けていた。子孫は殺害を目論む。さいごは、殺人未遂の容疑で全子孫を投獄させた長老。
さいごの9作目は、フィリップ・k・ディックの「時間飛行士へのささやかな贈物」タイムループもの。アメリカとソ連の時間飛行士が時間旅行からの再突入のさいに、船が破損してみんな死亡する。その葬儀に、死亡した時間飛行士たちは参列する。
@saginuma_2012 ロキソニンは使いつづけると、効果が弱まるそうですね。
二〇二一年四月二十二日 「夜来たる」
きょうから寝るまえの読書は、ロバート・シルヴァーバーグの『夜来たる』である。これは、アシモフの短篇を長篇にしたもの。ひさびさに長篇。おもしろいものであればいいのだけれど。
https://pic.twitter.com/ZsnYma6Ayk
@saginuma_2012 きつい痛みのときは使用しています。ふだんの痛み止めは、カロナールというやつです。
@saginuma_2012 そうですね。でも、齢を取って、からだにボロがでるって知ることは、健康について考えると、感慨深いものがあります。老年の日々の暮らし方や若さのよかったことの再認識にもつながりますね。
あしたは病院に行く日だった。もうちょっとで忘れるところだった。
ジミーちゃんに電話をすると、インスタント・ラーメンをつくっているという。高血圧なのでスープを半分にしてつくってるという。なぜならスープをぜんぶ飲んでしまうからだという。ぼくがスープ捨てたらというと、そんな器用なことできひんからという。半分のスープでつくるほうがめんどくさいと思う。
二〇二一年四月二十三日 「夜来たる」
シルヴァーバーグがアシモフの中篇を長篇にして書いた『夜来たる』を読み終わった。550ページのさいごの一語に至るまで、シルヴァーバーグが筆の力を絶好調に振るったことがわかる力作だった。さいきんの読書量は減少していたのだが、これは2日で読み終えられたんじゃないかな。おもしろかった。
二〇二一年四月二十四日 「不老不死プロジェクト」
きょうから寝るまえの読書は、ロバート・シルヴァーバーグの『不老不死プロジェクト』だ。むかし読んだ記憶があるのだが、内容はすっかり忘れている。買い直した本の状態がすこぶるよかったので、ほんとに気持ちよく読める。おもしろいかな。どだろ。
https://pic.twitter.com/tcI4x5QU1D
二〇二一年四月二十五日 「ユートピアの罠」
むかし買ったけど、読まずに手放してしまった本を買い直した。本体288円+送料350円だった。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B000J7W3UY/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1&fbclid=IwAR0fEXkGMFZVad_oLaTYgkFE7DEMHa-I2vVMDjTr2UfTrK0UWq7KOGzDYBs…
ジョン・ウィンダムの『ユートピアの罠』というSF小説だけど、Amazon での評価は★ひとつだった。ウィンダムの長篇はおもしろいものが多かった記憶がある。これはウィンダム最後の作品だそうだ。おもしろいかな。どだろ。それにしても、どうして手放してしまったのだろう、なぞだ。
いま読んでるシルヴァーバーグの『不老不死プロジェクト』字が小さくて、詰まっていて、会話が極端に少ないので、読みにくくてしょうがない。なかなか読み進められない。内容自体は悪くないんだけれど。いま47ページまで読んだ。
二〇二一年四月二十六日 「たくちゃん」
たくちゃんに電話して、くまちゃんの消息を知ること。
二〇二一年四月二十七日 「ダフニスとクロエー」
岩波文庫のロンゴス作、『ダフニスとクロエー』が、いま、Amazon で、底値が5000円している。岩波書店は、すぐに、『ダフニスとクロエー』を刷り直すべきだと思う。
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%80%E3%83%95%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%81%A8%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%A8%E3%83%BC-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%B5%A4-112-1-%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%82%B9/dp/4003211219/ref=pd_rhf_dp_p_img_10?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=3R0F5QQQP1CNPJXTYQ97…
もってなくては恥ずかしくなるような本というものがある。岩波文庫の『ギリシア奇談集』である。いま、Amazon で買った。500円くらいのものだった。状態のよいものが、もちろん欲しかったのである。
https://www.amazon.co.jp/dp/4003212118?psc=1&smid=AP5OSMI93DOVF&ref_=chk_typ_imgToDp…
1円から売りに出ていたのだが、500円くらいのものを買った。どうして、これが本棚にないのだろうかと思って、部屋の岩波文庫のところを二度見したのだが、なかったので買ったのである。読んだ記憶もないので、はじめて買うものだったのだろう。こんなタイトルのものを見逃すことはないと思ったのだが。
二〇二一年四月二十八日 「ギリシア哲学者列伝」
部屋の岩波文庫の本棚を眺めていて気がついた。『ギリシア哲学者列伝』の上中下巻がないのである。おもしろい本だった。だれかに譲ったのだろう。買い直したいと思って、Amazon を見たら、全3巻を買い直そうとは思えない金額だったので、やめた。おもしろかったのだけれど。
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E5%93%B2%E5%AD%A6%E8%80%85%E5%88%97%E4%BC%9D-%E4%B8%8A-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%9D%92-663-1/dp/400336631X/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=1VYRGSKJ9NE5M&keywords=%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E5%93%B2%E5%AD%A6%E8%80%85%E5%88%97%E4%BC%9D&qid=1659177428&s=books&sprefix=%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E5%93%B2%E5%AD%A6%E8%80%85%E5%88%97%E4%BC%9D%2Cstripbooks%2C753&sr=1-1
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https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E5%93%B2%E5%AD%A6%E8%80%85%E5%88%97%E4%BC%9D%E3%80%88%E4%B8%8B%E3%80%89-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%82%B2%E3%83%8D%E3%82%B9-%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%82%B9/dp/4003366336/ref=sr_1_3?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=1VYRGSKJ9NE5M&keywords=%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E5%93%B2%E5%AD%A6%E8%80%85%E5%88%97%E4%BC%9D&qid=1659177428&s=books&sprefix=%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%82%A2%E5%93%B2%E5%AD%A6%E8%80%85%E5%88%97%E4%BC%9D%2Cstripbooks%2C753&sr=1-3
そうか。おもしろかったから譲ったんだ。若い詩人に本を譲っていた時期があった。そのときに譲ったんだな。老後の楽しみのための読書のことを考えもしないで。いま親しくしている若い詩人がいないので、もう本を譲ることはない。本を買い直すのも、もったいないものね。
二〇二一年四月二十九日 「小惑星ハイジャック」
ロバート・シルヴァーバーグの『小惑星ハイジャック』が到着した。新刊本の美しさ。
https://pic.twitter.com/4ZitqveGXK
『ギリシア奇談集』が到着した。新刊本くらいの美しさ。
https://pic.twitter.com/7yHaldi4Nn
ジョン・ウィンダムの『ユートピアの罠』が到着した。カヴァーに破れがある。背が焼けている。本文はきれい。
https://pic.twitter.com/b0xNgeOyqM
柴田望さんから、詩誌『フラジゃイル』第11号と、星まゆみさんの詩集『ひだまり』を送っていただいた。詩誌、山内真名さんの「木と映像の日々」に目がとまる。
https://pic.twitter.com/4zYqHDnusZ
『ギリシア哲学者列伝』上中下巻、本棚にあった。岩波文庫を3つの本棚に置いてあるのだけれど、足元にあったので、すぐに見つけられなかったのだ。いま、電車の回数券カードを部屋で失くして探してたら、本が見つかった。肝心の回数券カードは見つからない。部屋のどこかにあるはずなんだけれど。
見つかった。なにが? 阪急電車の回数券カードがだ。まさかと思って、ゴミ袋を開けてみたら、あったのだ。古書に張り付けられたシールをはがすのに使ったのだけれど、まだ使用中の回数券カードを捨てるなんて、なんという頭のボケかたか。見つかったからよかったけれど、暗澹たる気持ちになった。
二〇二一年四月三十日 「ダフニスとクロエー」
岩波文庫の『ダフニスとクロエー』が、いま、Amazon で、底値を見たら、6066円になってた。先日は5000円だった。岩波文庫は、ロンゴスの『ダフニスとクロエー』をはやく増刷するべきだと思う。すばらしい古典を手に入れやすくしてほしい。
https://www.amazon.co.jp/%E3%83%80%E3%83%95%E3%83%8B%E3%82%B9%E3%81%A8%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%82%A8%E3%83%BC-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E8%B5%A4-112-1-%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%82%B9/dp/4003211219/ref=pd_rhf_dp_p_img_10?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=3R0F5QQQP1CNPJXTYQ97…
二〇二一年四月三十一日 「夢のなかで住んでいる場所」
いま住んでる場所、西院なのだけれど、夢のなかでよく出てくる自分の住んでいる場所は西院ではなくて、また過去に住んでいた祇園や下鴨や北山とも違っていて、でもいつも同じ場所で、そこをぼくは歩いていたり、自転車に乗って走っていたりするのだった。不思議な場所だ。夢もまた人生の一部であるのだから、この夢の場所も、ぼくの人生の一部だ。