饂飩のうた
マークアーモンド

愚鈍と饂飩は似ていてぼくは前者のほうだ
ひとりの妻とねこと暮らしている

たぶんぼくは性格障害だからちいさな石をひろっていきてきた
阿部さんは悼むが政治にはとても疎くいきてきたようだ

詩人てへんな人の総称 なのだろうか
趣味で生きることはなかなかできない

ぼくは僕の夜を取り戻したいだけなのだが
それもままならいし趣味で生きることはなかなかできない
ぼくは僕の夜を取り戻したいだけなのだが
それもままならない

あたらしい生き方はなかなかできない
ぼくは消えていった詩人の追悼をしたいのです

ぼくはかつて爆弾だったとてもちいさな
いまは猫としか話せない人間だが

コンセントレーションがなくて困っている
きみが逸脱するのであれば共鳴するさもちろん

とにかく食べようぜベイビー
大衆食堂でてんこ盛りをたのもうよ

経済は国に任せてとりあえず食べようぜ
教育は大切だがね

















自由詩 饂飩のうた Copyright マークアーモンド 2022-07-27 03:39:09
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