ハレルヤ
ひだかたけし

明るむ街角、
雨は止み
行き交う人々、口々に
ハレルヤを歌っている

祝福された意識野に
雨滴が一つ、二つ、三つ
銀色に輝く太陽が
どてら姿の親父を照らす

今日、沸き立つこの朝に
わたしは綺麗に髭を剃り
自らの深奥の宇宙をみる





自由詩 ハレルヤ Copyright ひだかたけし 2022-07-15 11:03:26
notebook Home 戻る  過去 未来