短歌雑詠
おぼろん

あしたの香りはかそけく、まだ醒めやらない眠りのなかのように。

梅の実がオレンジに色づいている。母は、その二つ三つを手折り。

そよ風に吹かれて、体の熱が解かれてゆく。ああ、わたしはどこへ。


短歌 短歌雑詠 Copyright おぼろん 2022-07-06 12:05:28
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