この大切なる日々に
二宮和樹

燃え立つも 大いに収め たゆたうは
何程もなく 命あらわに

休めたし 難行苦行の この坂を
有り難くもかな 悲しくもかな

冴えわたる 功掲げ 陽光の
みな行き渡る この世の光を

幾筋の奇跡を演じ やぶさかな
和光同塵 我をば吐露す

なくもがな 幾千万の星の火の
怪しくもある 命ははゆる

満天の星の陰りも 尽きるよう
この最果ての場所 瑠璃の大地に

様々な生き様 死に様 あにもよし
愛を貫く 人生航路

どうするか 選択必死 これまでは
ただひたすらに 我を貫く

報いゆる 因果の帳 蚊帳の外
どうにでもなる 功名が辻

なすべきはなさねばならぬ生きてこそ
無明荒野ももう既になし 


短歌 この大切なる日々に Copyright 二宮和樹 2022-07-06 07:45:41
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