笑わば笑え、世を笑え
二宮和樹

あらよっとと見得を切る
まあいいかと思惑を捨てる
やにおいてはうっちゃり
何をかと睨む

えげつなき心情
かくもやましくもとほくそ笑む輩
ご同輩、ご同輩

酒飲みの席
やぶさかに付き従い
ニヤリと笑う

ほう、といい
嬉しいかなと友を見る
して、酒の席とてと
おもむろに歌うべし

くさい臭いと世を拗ねず
青二才と笑うなかれ
まあ、そんな私でもあったと
さにもに思うべし

また、呑みのみ
歌うべし

何をなくても唄えば通る世の中と
これからの時代を
風任せ風任せ

至るところに息吹あり
至るところに息吹ありと

かくも云々うんぬんと


自由詩 笑わば笑え、世を笑え Copyright 二宮和樹 2022-06-24 22:25:03
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