日常
TwoRivers

二十三時
もうすぐ寝るまでの
もったいない時間が
照明の下のソファーにある

父親の死とか
明日の仕事の乗り切り方とか
全部雨音に消えて
現実が今だけになる

叶うのは
いつも小さい願望で
叶わない
夢と名付けられた凡て

明日も雨
生年月日が今日になりそうな
暗い日常を守ってる


自由詩 日常 Copyright TwoRivers 2022-05-21 19:51:18
notebook Home 戻る