詩人というそのおもさ
アラガイs


低気圧を駆け抜けていくオレンジ色の光
曇り顔が灰色から墨色に変わるそれは
、壺を仕留めたせいだろう
きっかけはちょっとした背中の痛み
割れそうな傷口を絹糸で塞いだ モーメント
抗うには遅すぎた蜃気楼ノ
欲望に、顔を出す永久凍土が
             塩素系
冷たく カルキ
  そこ歴史は嘘をつくことになり
    嘘は言葉を二色に混ぜ合わせ
 きみの乳液よ 骨髄は執念に浮かび溶け出した

季節は順風かそれともここ
明日ならばもう少し耐えられるのか 重力から
、筆を手に折り考えてみるその軽さ
文字にされる罪人の戯れ   
             化身と読まれる意
ゲンザイ形の杞憂 稀有な味だね  駄目だ
           詩人たちよ







自由詩 詩人というそのおもさ Copyright アラガイs 2022-05-12 01:54:54
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