朝顔
yatuka

あなたが愛しいと思ったので
私はまだ生きられるようです
悲しみの井戸に寄り掛かり
絶望の月が昇るのを夜通し仰ぐ
彼らは私のことをゴミだと思い
おべんちゃらの檻という屑籠に
入れることにしたようです
また朝日が昇って来る頃には
水汲みをさせるために怒鳴られる
あなたが好きだという気持ちが
彼らに対する怒りを保ってくれる
本物の奴隷にはさせられたくない
私はひたすらに物を書こうとします
知りたいと思うことは罪ですか
間違っているのは彼らだと
あなたへの愛で私は自分を支えます


自由詩 朝顔 Copyright yatuka 2022-05-03 19:49:21縦
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