眠れない夜に君をみていた
秋葉竹



朝焼けに
まだ消えてないうすい月
小さな花の
香りがしたよ

いつまでも片恋なのは切なくて
好きを飾って
リボンにします

バカヤロォと
酔って泣いちゃう春の夜
もっといっぱい好きになってよ


桜からゆっくりこぼれる花びらと
十九の夕暮れ
みだらなキスした


その夜の孤独はすこし痛すぎた
君がいるのに
ひとりみたいな


傷ついても
泣かないんだね
やせ我慢
している君を
そっと
みていた


くちびるを奪える寝顔をみてたんだ
朝になるまで
ガマンしながら


どこまでも
君のとなりにいさせてと
春の陽射しの眩しいわがまま











自由詩 眠れない夜に君をみていた Copyright 秋葉竹 2022-03-31 22:04:48
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