ミサイル日和
ちぇりこ。

単発の鉄風で
装填された朝
君は
この世に残された
たった一つの貴重な卵を
お割りに、なられる

ベーコンエッグの
湯気の立ちのぼる向こう側
肥満児の群れが
対空ロケットランチャーの
美しい発射痕を残して
あー、もう
なんか鳥肌もんすよ


自由詩 ミサイル日和 Copyright ちぇりこ。 2022-02-15 15:43:25縦
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