「 ものは味方しだいやと思わん?。 」
PULL.




コップ半分の水の話があるやん。
半分もあるのか?。
半分しかないのか?。

ってやつね。

むっちゃええ見方やと思うんよ。
ものは見方しだいで、味方になるんよ。

世界中が敵みたいな気がする。
世界中が俺を憎んでいる。

そんな風に考えるときってない?。
おれは結構あったんよね。

でもさ、
そんなわけないやん。
だってさ、
ブラジルのサンパウロで、
生活のためにストリートサッカーしてる15才の少年が、おれのこと知ってるはずないやんか。

あほみたいやと思わん?。

それにさ、
もし世界中がほんまにおれの敵で、
おれのこと憎んでても、
それがどないやねん。

世界中くまなく敵で憎まれてるってことは、
世界中くまなく味方で好かれてるってのと、
どこがちがうねん?。

みんなに好かれてるってことは、
みんなに憎まれてるってのと、
おんなじちゃうか?。

どうおもう?。
どないおもう?。
むっちゃあほみたいやろ。

あ、
でもね。

みんなに同意してもらわんでもいいんよ。
だってさ、
それはさ、
みんなに否定されてるのとかわらへんやん?。






自由詩 「 ものは味方しだいやと思わん?。 」 Copyright PULL. 2005-04-30 14:04:53
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