光の果てに
由比良 倖

音楽はいつも光の訪れで僕の弱さを満たしてくれる


街灯を浴びて輝く心臓と私の夢と世界の全て


死ぬことを厭わないまま愛だけを取り落とさずに生きていけたら


エレアコをアンプに繋ぐ今だけの光の音を奏でるために


毎日に怖れなどなく生きていく夜空は全て窓辺みたいだ


ギターさえあればいいのと言いながら光を浴びて浮かべる微笑


これだけが僕の正しさ音楽とスペルの果てに消えていきたい


地球には居場所がなくて「愛してる」なんて言葉も日々に紛れて


狂おしく好きな物だけ集めてる、赤、白、黒、で統一してる


短歌 光の果てに Copyright 由比良 倖 2022-02-12 20:08:36縦
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