明けのカラスとにらめっこ
秋葉竹




流星の清い光のおぞましさ

てのひらで枝に積もった雪、にぎる
   
ふるさとの野の夢をみて飛び起きる

神さまにすがるあいつを妬みつつ

この街の夜にましろなゆめが降る

朝に寝る、たぶんそうしていつか死ぬ

早朝のカラスと路地裏にらめっこ


いつまでも胸に冷気を吸える明け
   

みあげれば遠い明星ふるい恋

いつからか諦めたから、泣くな、トリ











自由詩 明けのカラスとにらめっこ Copyright 秋葉竹 2022-01-30 04:44:09
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