遥か、君と
ひだかたけし

瞬く
無数の星が
渦を巻き降って来る

哀しみ剥き出され
眩む意識を抉られ

永遠の雨、永遠の流星群
たましいは冷え
にくみは凍え
いのちは震え
 
行き着くところまで
わだかまるこの憂鬱を抱え
行き着くところまで
吐き気するこの不安を耐え
行き着くところまで
わかちあえないこの孤独を携え

行き着くところまで

渦巻く星空に願いを込め
永遠の雨を浴びながら
絶対零度の地平を駆け抜ける

遥か、君と 
遥か、君と











自由詩 遥か、君と Copyright ひだかたけし 2022-01-07 18:53:09
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