ひえびえとする 部屋の冬 ふゆとよぶものか ぶるぶる ふるえながら つめたくなる 部屋のなかで るびを ふり ながら ふるえだす たとええない わたし の ちぢこまる 存在らしきもの として ひとは ひとを たとええない ものの ことば で るび を ふり るび に ふる える ものとして かたる みず を // 廃屋に みあげる だだっぴろい 青い大空を 帰るだけの家 ふるさとへ ただそれだけのち ち なにもかもかぜと あめと ひと だった 空はかなしみか かなしいと よぶべきものか おもうべきものか どこまでも いつまでも 問いかける ひと、の