AI超えの証明
st

とてもめずらしい光景が
竜王戦の第4局で現れた

終了まじかの大盤解説で
説明役のプロ棋士が混乱している

ふつう
投了の近い最終盤になると

不思議と
解説のプロ棋士の読みが
適中するようになる

ところが
この第4局では

その変化が複雑すぎて難解で
読みが全くはずれ続ける

こんな解説を
これまで見たことがない
竜王戦第4局の難解さ

視聴していて
消化不良となったので

出来る限りの情報を
WEBから集めて

比較検討しなければ
正確な投了理由がわからない

というほど
WEBの情報も混乱し

極めて難解な名局だった

正しいものを選択するのに
時間がかかったが

ようやく
その全貌が見えてきた

なんと詰め筋に
2ケタちかい数の変化があり

そのほとんどが複雑で
30手にちかいものだらけ

いまをときめく
AIをもってしても

こんなに長い詰め将棋たちは
処理できなかったようだ

この対局のおかげで
知る事ができたのは

現在のAIの限界と

どの筋も
30手にちかいものだらけの詰将棋を
わずかな時間で処理し

勝ちの筋を選択するという

これまで
AI超えとさんざん言われてきた


新竜王のたぐいまれな能力の


確かな証明に他ならないものだった







自由詩 AI超えの証明 Copyright st 2021-11-17 05:19:49
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