アンダーロード
竜門勇気

ええーー!

それほんとマジですか。ほんとにほんとにマジなんですか。真実なんですか。絶対ですか。絶対に本当なんですか。
今、それは絶対のマジですって誓えますか。全世界に向けてSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)で公開できますか。
その誓いを親に言えますか。親に言った上で遺言にこれは絶対マジでしたって記述してもらえますか。今すぐ親に連絡できますか。
マジですか?本当に本当にマジなんですか?マジでない場合キーボードに挟まったゴミをふりかけにして二合の飯を瞬きせずに一気食いの刑ですがそれでも?
あーなるほどマジの本当の出来事なんですね、だとしたらこれは世界が変わりますよ。すべての人々が変わった瞬間に遺言書にあれはマジでしたって書き始めますよ。
絶対にですか。変えられませんか。一度だけでも無理ですか。無数の遺言書に地球は埋もれると僕は言っている。
ほんとにマジなのかそれだけが知りたい。悪魔を100回召喚したら99回はそれがマジなのか検証するために使いたい。
悪魔をエビデンスとして絶対の論文を書き上げたい。ちなみに100回のうち1回は誘惑に負けて「どうやったらもう少し女の子にもてますか?」って聞きました。
マジでマジですかって、知恵を司るヤバイやつにお伺いしたい何度「何が?いや何の話?」って言われても全然ひるまない。
あっちサイドが完璧にイライラを隠さないフェーズに入ってもおなじ問をやる。無限にやる。2,3発殴られるところまでやる。
そこまで突き詰めて、マジの真偽にギリギリのところまで肉薄したいし、そういうスリルを楽しみたいとすら思っています。
見てくださいこのツラを。殴られるのは殴られたんですが的確に、精密に同じとこ殴打するのでこんな感じなんです。ヤギみたいでしょ。
マジの深入りはマジヤバイ。こちらとしてはマジなのか否かが争点なのでマジでなかった場合マジでないと思っちゃいますし
マジの話だったらマジなんだなってじゃあマジにマジなのでマジか~ってなるでしょ。それが視野に入るでしょ。
悪魔が「次のお客様もおられるので・・・」って言ってからが本番ですよ。私はいま、世界の外側と繋ぐ一本のロープです。


散文(批評随筆小説等) アンダーロード Copyright 竜門勇気 2021-11-08 11:42:34
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