思い出ノート
青色銀河団





風なのか

名もなき季節を通りすぎ

名もなき町をめぐる

僕らは









ひとつだけ朝をください。

この胸がいっぱいになる朝をください。









この胸の扉を開き

ハトが飛びたつ。

たった一つの恋をくわえて。









星屑の

椅子座硝子座

オルガンの沈黙を

誰かが弾いてる夜










短歌 思い出ノート Copyright 青色銀河団 2021-10-31 19:23:21
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