ペーター・カーメンチント
TAT



























































「郷愁」を



ひとりしみじみ








読んで夜














録画しといた













空気階段












































秋までも

















死んで冷たい


風がゆく







「冬来たりなば」








この時期が良い








































五百円



硬貨





一枚








握りしめ













今年も高い















サンマ購う

























































































アスファルト







錆びた金属




凍てた鉄
















かじかんだ棒のような指



















必死に










豆粒のように小さいマッチの火が












消えないようにと














両の掌で


























ドームを作る【字余り】


















































































































短歌 ペーター・カーメンチント Copyright TAT 2021-10-16 13:59:34
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