ウォーター
ひだかたけし

在ることの
謎に触れたとき
ウォーターと
手のひらに
書いてみる

初めて地球を生きた日のように
その鮮烈な霊気に貫かれ

ウォーターを
感じて、感じて
独り大地を
舞い踊る

(冷たく透明な流動体を
求めゴクゴク飲むたびに
生きて在ることを抱きしめて
ただひたすらに抱きしめて)

ウォーター、
こんこんと湧出する在るの驚き
ウォーター、
こんこんと湧出する在るの発見

ウォーター








自由詩 ウォーター Copyright ひだかたけし 2021-10-12 22:53:11縦
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