眠り
はるな



燃える 眠りのなかで
すうすうと 静かに
ひかっている あなたの

寝息をかぞえて
数えて 数えて
その数の
ひとつ ひとつが
ことりと胸に収まるたび
酸素が 血をゆく
心地がするので

眠りは
深いほど青く
もえながら
数を焼いていく


自由詩 眠り Copyright はるな 2021-10-10 01:24:45
notebook Home 戻る  過去 未来