晩夏の夢
服部 剛

夏の終わりの港で
堤防にひとり腰かけていた

(このまま海をずっとゆけば
 世界の何処へでも辿り着ける) と

ひとり言は港に置いて
堤防から下りた僕は
歩き始める

やがて秋めいていろづくだろう
物語の季節へ








自由詩 晩夏の夢 Copyright 服部 剛 2021-09-20 21:15:25
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