2017年7月7日のメモ 2012年にはじめてお会いした香港人のヤング夫妻と日知庵でいろいろ話をした。ぼくがはじめてお会いしたときはまだ結婚なさっておられず、2014年に結婚されたのだという。praque で結婚したのだと言われた。「プラ」と発音されたので、どこかわからなかったので、しかも、さいしょのイニシャルが小文字だったので、どこだろうと思ったのだけど、i-phon で Praha の写真を見せてくださったので、日本語では、「プラハ」と言うんですよと言ったら、英語で香港では「プラ」と言うのよと教えてくださった。それって、カフカの生まれたところですねと言うと、おふたりは、うなずいてくださった。「棄我去者、昨日之日不可留」を憶えていますかとヤングさんに訊かれたので、「ええ、ヤングさんのお好きな詩でしたね」と言った。中国語と英語交じりの会話だった。そのあと、彼らの携帯で、お二人のプラハでの結婚式の模様や街の様子を撮られた写真をいくつも見せてくださった。日本には、今回、車を買いに来られたのだが、奥様が国際免許を持ってくるのを忘れられて、international car license というのだそうだが、あした琵琶湖をドライヴするはずだったのだけど、バスで行くしかなくなっちゃたよとのことだった。えいちゃんが、いま何台、車をもってるんですかって訊いたら、すでに2台もってるってお話だった。ぼくが奥様に、国際免許を忘れられたことを、「Oh, big mistakeね!」と日本語交じりの英語で言うと、みんな大笑いだった。お金持ちの余裕というか、寛容さを見たような気がした。