プロも夢中になるライカの魅力とは
st

ライカが半世紀以上も前に
レンジファインダーのカメラを完成させたことで

他のメーカーは
異なる方式の開発へと向わざるを得なくなる

当時一眼レフカメラは
撮影の際にブラックアウトするとか
絞り込むとファインダーが暗いとか

いろいろ欠点として言われていたが

クイックリターンミラーや
自動絞り機構の開発により

なんとかこれらの欠点を
克服しようとした

それでもやはり
この点に問題を感じる写真家が多いのだ

たとえば
ポートレートで人物を撮影する時に
一瞬でもブラックアウトすると

その人がまばたきをしてしまい
目をつぶった瞬間を

撮影してしまうことがある

また
自動絞りといっても

開放で暗いレンズは
やはり見にくい

特にプロは
絶対に確実なものが欲しいので

ライカの失敗のない
被写体を常に見る事ができて
その刻々と変化する様を確実にとらえられる事

また
レンズの明るさに関係なく
明るくて明瞭なファインダーを持ち
暗い場所での撮影も苦にならないなど

そんな
レンジファインダーに魅力を感じるのだ


ミラーなどがなく
コンパクトで軽いボディと
やはりコンパクトで軽い高性能レンズが

大きくて重い一眼レフカメラより
機動性があって

その結果
ライカでなくてはこの写真は
絶対に撮れなかったという事もあるのだ

最後にその高価格については
それが欠点と言えなくもないが

高性能とすぐれた耐久性を実現するために
最高の材料を使い製造工程の手間を惜しまず

販売価格などは気にせずに設計するという

市場競争を無視した

ちょっと考えられないカメラとだけ言っておこう





自由詩 プロも夢中になるライカの魅力とは Copyright st 2021-07-24 06:26:38
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