やっと生きだす
道草次郎

芯から憎まないでいられたら
それでいい
と思った
十四


やっと
人間に参画した気がする

こうなることは
どこかで分かっていた

憎しみすら
もう
愛さずにはいられない



自由詩 やっと生きだす Copyright 道草次郎 2021-07-01 20:56:52
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