校庭
道草次郎

十四の時にはじめて詩を書いた
校庭の桜がこわくて仕方なかったから

衝動買いの寝袋はけっきょく
使わないまま

今でも行けない場所がある
ぼくはいまだに同級生がこわい


自由詩 校庭 Copyright 道草次郎 2021-05-31 09:24:34
notebook Home 戻る  過去 未来