バス停の透明
水宮うみ

誰もいない町に佇んでいる言葉


つめたさに目覚めた朝の冷めた夢


有限の湯気が光になっていく


ここにない声を再生している風


何もないただ大切な季節だった


川柳 バス停の透明 Copyright 水宮うみ 2021-05-11 15:42:29
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